2018年05月27日

信州の方言は不意打ちで来る。

こんにちは。ばやしです。

信州の方言は不意打ちで来る。

当館の駐車場は少し山の上にあり、皆様のお車はスタッフがお預かりして運んでいます。
お車のカギはお帰りの際にお返しするのですが、そんな朝の1場面


スタッフ「お車のナンバーは〇〇〇ですか?」
お客様「そうです」
スタッフ「いまスタッフがもちいっておりますので、おかけになってお待ちください」
お客様「?」
スタッフ「もちいっておりますので・・・」
お客様「?」


「も(↑)ち(↓)いく」は上田で「取りに行く」を意味します。
漢字で書けば「持ち行く」なのでしょうが、初めて聞くと「持ってきたの?取りに行ったの?」となるようで、かなりの方が「?」という反応をされます。
わかりにくい表現は使わないほうがいいのでしょうが、地元のスタッフには染みついた言葉なので、口をついて出てきてしまうようです。
フロント水沢さんと渡辺さんには「あれ方言なの?」と言われました・・・。


「~ずら」「~かや」「~だに」「~だず」など、いかにもな語尾はつきますが、単語レベルではかなり標準語に染まっている信州。
それでもこうして不意打ちで方言が飛び出すので、県外勢には唐突に「?」となる場面があります。


旅館でも「おい(君)」「水くれ(水やり)」「なから(だいたい)」「ちゅっくれー(いい加減な)」「飛ぶ(走る)」「ぼける(リンゴが古くなる)」「しみる(寒い)」「へら(舌)」などなど。
「ずく(気力のようなもの)」は少しずつ分かってきましたが、「するしない(~しない)?」のニュアンスは私には未だにわかりません。

社長の「おい、おい」は呼びかけなのか、代名詞なのか・・。「へらが痛い」ってどこが痛いの・・・?


フロントでそんな話をしていると、長野県民同士でも方言の直し合いがあるそうです。
中南信で使われる「いただきました(ごちそうさまでした)」は東北信では意味が通じないとのことで、学校の給食の時間に厳しく矯正(?)されるとか。山で地域が分断されている信州の、こんなところにも地域差を感じます。


信州旅行の際には、心おきなく言葉の「?」をお楽しみください。
飾り気のない、地元の雰囲気が体験できますよー。
そしてわからないときはぜひ意味を聞いてみてください。
「これ方言なの?」という反応が返ってくるかも・・・。

では!



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Posted by 上松や やなぎ&ばやし at 20:26│Comments(0)できごと
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