別所の市神ってご存知ですか?

上松や やなぎ&ばやし

2013年06月16日 15:33



この一見なんの変哲もない石の台。
実は別所温泉に深いかかわりのある立派な観光名所の一つだと
ご存知でしたでしょうか。

つい先日にも、地元新聞「信濃毎日新聞」にも掲載されていました。
別所で一番のお祭りといえば、7月に行われる岳の幟が有名ですが
その前日には、祇園祭と呼ばれるお祭りがあり、別所中を子供神輿や
大人神輿が練り歩きます。
その祇園祭で巡る勇壮な神輿の発着点がここ、市神なのです。


そもそも、市神とはなんなのだろう・・・

平安時代以降、物々交換を行う「市」が各地で発展し、
取引の安全を願って市神が祀られるようになった。との事

別所の市神は最初の頃は、木の柱や自然の石で作られていたが
貨幣が発展すると市が衰退すると、祇園祭の時に神を迎える場所
として使われるようになった。
このため、上に神が乗ることができるよう、現在の平らに加工した
石を使って作られたとみられる。


今年の祇園祭は7月13日(土)、岳の幟は7月14日(日)。
古くから別所を見守る「別所の市神」にも思いを馳せながら
500年も続く天下の奇祭を見にいらしてください。

別所温泉の新たな名所。発見!

関連記事